互いに連敗は「4」でストップも…横浜FM、新潟ともに決め手を欠きスコアレスドロー
2024明治安田J1リーグ第34節が18日に行われ、横浜F・マリノスとアルビレックス新潟が対戦した。 今シーズンは序盤から不安定な戦いが続き、7月半ばにハリー・キューウェル前監督を解任した横浜FM。後任のジョン・ハッチンソン暫定監督の下での最初の5試合を4勝1敗で終えたものの、直近は4連敗中と不調に陥っている。対する新潟はリーグ戦4連敗中と苦しい戦いが続いているものの、ルヴァン杯準決勝では川崎フロンターレを2戦合計6-1で下し、クラブ史上初のカップ戦決勝進出を果たした。 序盤からボール保持率を高める横浜FMは6分、永戸勝也が左サイドから上げた鋭いクロスにアンデルソン・ロペスが合わせてネットを揺らしたが、オフサイドの判定で得点は認められず。一方の新潟は10分、左CKのこぼれ球を拾った橋本健人がボックス左角付近から左足を振り抜いたが、枠を捉えたシュートはGK飯倉大樹に阻まれた。その後は新潟がボール保持率でやや持ち直し、拮抗した展開が続く。 22分、横浜FMは自陣からドリブルで持ち上がったエウベルがボックス右角付近のヤン・マテウスに展開。両選手のワンツーからチャンスを作ったが、ヤン・マテウスが至近距離から放ったシュートはGK小島亨介に阻まれた。その後の横浜FMがスピードを欠いた攻撃が続き、なかなかシュートチャンスを作り出せず。対する新潟も何度か相手ゴール前に迫るが、決定機を作るまでには至らず、前半はスコアレスで終了した。 後半の立ち上がりは新潟が主導権を握り、横浜FM陣内でのプレー時間を増やす。52分には長倉幹樹が相手DFのバックパスが短くなったところを拾ってゴールを狙ったが、惜しくも枠を捉えることができなかった。流れを変えたい横浜FMは60分に宮市亮と山根陸を投入。すると次第にセカンドボールを拾えるようになり、決定機こそ作り出せないものの、ボール保持率を高めていく。 終盤は互いにチャンスを作り合う展開に。新潟は78分、左からカットインした奥村仁がシュートを放つも、ディフレクトしたボールはGK飯倉が好セーブ。対する横浜FMは83分、ボックス内への侵入を試みた松原仁が倒されFKを獲得。これをアンデルソン・ロペスが直接狙ったが、左足から放たれたシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。 結局、両チームとも最後までネットを揺らすことができず、試合はスコアレスドローで終了した。次節、横浜FMは30日に浦和レッズと、新潟は23日に東京ヴェルディといずれもホームで対戦する。 【スコア】 横浜F・マリノス 0-0 アルビレックス新潟
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