グランプリは「一寸先はおじ」さんの『遊園人』 スマホの問題をテーマにしたアニメ 「TikTok」と東宝のクリエーター発掘映画祭
「TikTok TOHO Film Festival 2024授賞式」が19日、東京都内で開かれ、グランプリは「一寸先はおじ」さんの「遊園人」が受賞した。 動画に特化したSNS「TikTok」と東宝がタッグを組み、縦型映画という新しい映画の形を通して世界に羽ばたく才能を秘めたクリエーターを発掘する映画祭。 「遊園人」は、スマートフォン社会の問題を題材にしたアニメ。一寸先はおじさんは「生活をしている中で感じたことを素直に表現した」とし、「現実、ネットでも身近な人、物事を気遣う、気に掛ける気持ちを持ってもらって、人自身にも良いことが訪れるという作品を作りました」と制作意図を語った。 審査員でアンバサダーを務める女優の三吉彩花(28)は「引き込まれる世界観、(今後)どのような作品を撮られるのか、未来を見たいと選出された」と受賞理由を説明した。 グランプリ受賞者には、東宝プロデュースによる新作映画制作権や制作補助費が贈呈された。その映画に主演が決まっている、「日向坂46」の元メンバーで女優の齊藤京子(27)は「声のお仕事は好き。楽しみです」と笑顔を見せた。 準グランプリは許馨予さんらの「モブライフ」、特別賞は細沼孝之さんの「絶滅メシ」、アニメ・CG賞は香取徹さんの「灯台守と迷子の幽霊」、色をテーマに高く評価された「きみの色」賞はモントさんの「僕の春は何色」が受賞した。
中日スポーツ