有原航平&モイネロ、左右両腕が2桁勝利 先発陣立て直しに成功
左右の2桁勝利コンビが、4年ぶりのリーグ優勝をけん引した先発陣を支えた。右腕の有原が2年連続で10勝をクリアし、ここまでリーグトップタイの13勝をマーク。左腕のモイネロも先発転向1年目で11勝を挙げた。 ■松葉杖でグラウンドへ…近藤が小久保監督と熱い抱擁【写真】 有原は昨オフ中に開幕ローテーション入りが決まると、春季キャンプ中に開幕投手にも内定。開幕戦では七回途中1失点で初白星を挙げた。 5月からは自身5連勝を飾るなど着実に白星を重ね、7月には10勝目を記録。8月以降は打ち込まれる試合も続いたが「開幕ローテから最後まで外れず投げることしか考えていない」との言葉通り先発ローテを守り抜いた。小久保監督も「軸として回ってくれている投手」とエースとして全幅の信頼を寄せ続けた。 通算135ホールドのモイネロは来日8年目の今季から先発に挑戦した。オフから体重増と長距離走を中心にランニング量を増やして体力強化に着手。初登板のオリックス戦は敗戦投手になったが、8回完投で強烈なインパクトを残した。 6月、8月には月間MVP賞も獲得。8月27日のオリックス戦で球団外国人左腕としては初の2桁勝利を達成し「先発で10勝できたのは大きな一歩。誇りに思う」と喜んだ。首脳陣は当初、間隔を空けながら登板させる方針だったが、想定以上の活躍を見せた。 2022年オフに千賀が大リーグに移籍し、チームはエース不在の事態となっていた。昨季は有原の10勝がチーム最多で、チーム防御率はリーグ4位の3.27。先発陣の立て直しは急務だった。有原とモイネロに引っ張られる形で大関、スチュワート、大津らの投手も躍動。今季復帰した倉野投手チーフコーチの指導もあり、昨季リーグで2番目に多かった与四球数は大幅に減った。今季のチーム防御率は23日時点でリーグトップの2.53と大幅に改善。先発陣は生まれ変わった。 【#OTTOホークス優勝特集】 【おすすめ記事 優勝特集】 女性関係の不祥事で大批判…山川穂高を支えた妻の一言、小久保監督の長男&長女が父に贈る言葉、秋山幸二さんが語る小久保采配など西スポWEB OTTO!が総力取材したとっておき優勝記事がたっぷりです。 ▼下記の関連記事から▼
西日本新聞社