ポストの謎の文字は“マーキング”か…全国で相次ぐ住宅狙った強盗事件 録画できるドアホンなど防犯グッズに注目
全国で闇バイトなどによる強盗事件が相次いでいます。東京都内の集合住宅では、犯行の下見の可能性もある「マーキング」が見つかりました。最大9連休となる年末年始を控え、防犯対策が必要です。 【動画で見る】ポストの謎の文字は“マーキング”か…全国で相次ぐ住宅狙った強盗事件 録画できるドアホンなど防犯グッズに注目
■ポストに「大」の文字…犯行の下見の可能性
12月18日、埼玉県久喜市の住宅に3人組が侵入し、現金を盗んで逃走する事件がありました。闇バイトによる強盗事件も相次いでいて、最大9連休になる年末年始は警戒感が高まっています。 東京都内の集合住宅では、ポストに「大」という漢字が書かれているのが確認されました。
これは、情報共有のために使われるという「マーキング」で、訪問販売の業者のほか、犯行の下見でつけられた可能性もあります。 「大」は“大家族”や“大学生”など様々な意味合いで使われる可能性がありますが、何を意味しているかはわかっていません。
大手警備会社のALSOKによると、マーキングには男性をさす「M」、女性をさす「W]のほか、「SS」はサタデーとサンデーの頭文字で“土日休み”の意味だということです。
■年末年始を前に…まだ間に合う”防犯対策”
名古屋市中村区の「エディオン名古屋本店」の担当者は、防犯対策の商品への注目が年々高まっていると話します。 問い合わせが最も多いのが「ドアホン」で、モニターの画面が大きく、操作しやすいタイプが高齢者などに人気です。
最近はインターホンのほぼ真横でもしっかりと映せたり、SDカードに自動で録画できるタイプが主流になっているそうです。 人の動きを検知して点灯する「センサーライト」も人気で、配線が不要な乾電池タイプなど手頃につけられるものもあり、年末年始の対策に間に合うものもあります。
エディオン名古屋本店の担当者: 「実家に帰られたりとか、家を長時間あける方が多くなってくると思うので、未然に対策する抑止力として防犯対策グッズを置いて欲しい」 “備えあれば憂いなし”ですが、専門家は「昔ながらのご近所づきあいも忘れないでほしい」といいます。
日本防犯学校の桜井礼子副学長: 「『隣に一声』というのをやっていただきたいなと思います。『すみません、うちは何日から何日まで留守にするので、よろしくお願いします。もし何かありましたら、私の携帯にお電話いただけますでしょうか』と、ご近所とのコミュニケーションを大事にしていただきたいです」