山下美夢有 2年連続年間女王が米メジャーで自己最高の2位、逆転でパリ五輪代表も確実 渋野は7番で痛恨のダブルボギー【米女子ゴルフ】
■全米女子プロゴルフ選手権 最終日(日本時間24日、米・ワシントン州サハリーCC 6731ヤード・パー72) 女子ゴルフのメジャー第3戦、全米女子プロゴルフ選手権最終日。首位と2打差の2位タイでスタートした山下美夢有(22、加賀電子)が最終日、3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「73」、トータル4アンダーで米ツアー自己最高の2位タイだった。 各国・地域2人まで出場できるパリ五輪の女子日本代表争い。笹生優花(23、フリー)がほぼ確実となっている中、残る1枠を争う戦い、現在4番手につけている山下は首位に2打差の5アンダー、2位タイでスタート。緊張感のある最終組、1番・384ヤードのパー4で約3mのバーディチャンスにつけたがカップの右に逸れた。 それでも2番・507ヤードのパー5ではバーディ、しかし、8番・433ヤードのパー4でダブルボギーを叩き、優勝争いから一歩後退。前半は1バーディ、ノーボギー、1ダブルボギーとスコアを1つ落とした。 後半は11番・543ヤードのパー5でバーディが先行したが12番・433ヤードのパー4でボギー、15番・396ヤードのパー4でもボギーとスコアを落とした。それでも、最終18番でバーディフィニッシュ。最終日は3バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「73」。トータル4アンダーで2位タイ。 代表入りには5年ぶりのメジャー優勝が絶対条件となる渋野日向子(25、サントリー)はトップと4打差、3アンダーの5位タイでスタート。1番でティーショットをバンカーに入れ、3打目もピンまで約6mと寄せきれなかったが、長いパーパットをしっかり決めてリカバリー。 これでリズムをつかむと2番でバーディ、4番ではボギーを叩いたが、5番でバーディとすぐに取り返した。しかし、7番・419ヤードのパー4で痛恨のダブルボギーを叩くと、8番でもボギー、前半は2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーとスコアを2つ落として折り返した。