ラツィオが勝利(C)Getty Images

トゥドール新監督を迎えたラツィオは、ホームで強豪ユヴェントスと対戦。セリエAでは11試合ぶりに鎌田大地を先発起用、3バックでスタートするなどサッリ体制から大きな変更を加えてビッグマッチに挑むと、序盤から激しい攻防を繰り広げる。鎌田も4分にミドルシュートを狙うなど積極的な姿勢を見せ、カステジャーノスが決定機を迎えるなど良い戦いを見せるが、ゴールが遠い。それでも相手の攻撃を耐えて迎えた後半アディショナルタイム、ゲンドゥージのクロスに飛び込んだのはマルシッチ。劇的な決勝点で、1-0とユヴェントスを撃破している。 首位インテルは、ホームでエンポリと対戦。5分にディマルコが先制点をもたらすと、81分にアレクシス・サンチェスが追加点。2-0と危なげなく勝利を収めた。またミランも、ロフタス＝チークとレオンのゴールでフィオレンティーナに2-1と競り勝っている。 その他、好調アタランタは王者ナポリに3-0で完勝。絶好調ボローニャも、サレルニターナを3-0で撃破した。ローマは敵地でレッチェとスコアレスドローに終わっている。 この結果、勝ち点を79に伸ばしたインテルが首位を独走。ミランが同65で続き、直近9試合でわずか1勝（4分け4敗）と苦しむユヴェントス（勝ち点59）と4位ボローニャの差が「2」まで縮まっている。ローマは同52で5位、アタランタが同50で6位、ラツィオは同46で7位に浮上している。

セリエA第30節

ナポリ 0-3 アタランタ ジェノア 1-1 フロジノーネ トリノ 1-0　モンツァ ラツィオ 1-0 ユヴェントス フィオレンティーナ 1-2 ミラン ボローニャ 3-0 サレルニターナ カリアリ 1-1 ヴェローナ サッスオーロ 1-1 ウディネーゼ レッチェ 0-0 ローマ インテル 2-0 エンポリ