WurtS 「NOISE」生演奏に映画『ブルーピリオド』主演の眞栄田郷敦「この曲が主題歌でよかったです」
俳優の眞栄田郷敦とソロ・アーティストのWurtSが7月24日、東京・UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKUで行われた映画『ブルーピリオド』のポップアップストア・イベントに出演した。 8月9日公開の映画『ブルーピリオド』は、『月刊アフタヌーン』で連載中の山口つばさによる同名漫画が原作。何事もそつなくこなしながら、生きる実感を持てずにいた高校生の矢口八虎(眞栄田)が、1枚の絵をきっかけに美術の世界へとのめり込み、東京藝術大学を目指す過程で様々な人と出会い、葛藤を繰り返すなかで人間として成長していく姿を描く物語である。監督は『東京喰種 トーキョーグール』(2017年)や『サヨナラまでの30分』(2020年)などを手掛けた萩原健太郎。WurtSは映画のために、書き下ろしの主題歌「NOISE」を提供した。 翌25日から開催中のポップアップストアでは、映画『ブルーピリオド』オリジナルグッズの先行販売をはじめ、このストアとユニバーサル ミュージック公式通販サイト「UNIVERSAL MUSIC STORE」でしか購入できない限定絵柄の「ミュージックキーチェーン」(2種)も販売されるほか、WurtSのオリジナルグッズも展開。さらに劇中で八虎が描き上げた、物語の核となる『縁』など実際の絵画や、映画の名場面のパネルなども展示されており、『ブルーピリオド』の世界観を存分に楽しめる内容となっている。 すでに全国の試写会で1万人を超える動員を記録している『ブルーピリオド』。SNSなどに熱い感想を投稿している人が増えている。しかも、観終わった人の「満足度」が95パーセントという稀にみる高評価について眞栄田は、「すごい勢いで広まっていっている感覚はありますね。まずはこの映画の存在を多くの人に知っていただくことが大事だと思っているので、2週間後の劇場公開がとても楽しみになってきました」と喜びを語った。 またWurtSは映画を観た感想として、「僕はやっぱり(映画の)音に注目しながら観ていたのですが、絵を描くときの音……キャンバスに筆を入れるときの音なども臨場感たっぷりに伝わってきて。そういう部分にもこだわっている作品だなと思いました」と、アーティストならではの視点で話していたのが印象的だった。 イベントでは、WurtSが主題歌「NOISE」をアコースティックギターの弾き語りで披露する一幕も。オリジナル音源は曲名通り、ギターアンプのノイズから始まる疾走感たっぷりのロックサウンド。それをイベントではWurtSがアコギをかき鳴らしながら生歌を披露すると、会場からは割れんばかりの拍手が湧き起こった。 WurtSの熱唱を間近で観ていた眞栄田は、思わず「エロいなあ……!」と最大級の絶賛を口にする。「かっこよかったですし、公開に向けていよいよだなという感じがしてきました。この曲が主題歌でよかったです」としみじみと語り、WurtSも「今回、人前で初めて弾き語りを披露したんですけど、歌いながらこの『ブルーピリオド』という作品に関わらせていただいて本当に良かったなと思いました」と喜びを表した。 さらに、来場者の質問に答える形で「学生時代に熱中したこと」や「映画の裏話」などを披露。最後に眞栄田は「この作品は、本当に素晴らしいスタッフさん、キャストの皆さん、WurtSさん、他にもたくさんの方々が熱量高く、誇りを持って取り組んでくださいました。公開まであと2週間、その熱意が報われることを心から願っています」と挨拶。「きっとこの映画を観たあと、自分と向き合ったり人生について考えたりするきっかけになると思いますし、いろんな人がいろんなメッセージを受け取れるような内容になっていますので、楽しみにしていてください」と締めくくり、再び大きな拍手が鳴り響いた。 Text by 黒田隆憲 ◎映画『ブルーピリオド』ポップアップストア概要 期間:2024年7月25日(木)~8月4日(日) 営業時間:11:00~20:00 場所:UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU 1F・3F (東京都渋谷区神宮前1-20-6) ◎公開情報 『ブルーピリオド』 2024年8月9日(金)より、全国公開 監督:萩原健太郎 出演:眞栄田郷敦、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひより、薬師丸ひろ子ほか 配給:ワーナー・ブラザース映画 (C) 山口つばさ/講談社 (C) 2024映画「ブルーピリオド」製作委員会