世界1位シナー 3年連続3回戦進出、同胞ベレッティーニとの3度のタイブレーク制す<男子テニス>
ウィンブルドン
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は3日、男子シングルス2回戦が行われ、第1シードのJ・シナー(イタリア)が世界ランク59位のM・ベレッティーニ(イタリア)を7-6 (7-3), 7-6 (7-4), 2-6, 7-6 (7-4)で破り、3年連続3度目の3回戦進出を果たした。 【アルカラス、ジョコビッチ、シナーらウィンブルドン組合せ】 22歳のシナーは今季1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で四大大会初優勝。その後の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)ではベスト4進出を果たし、6月10日付のATP世界ランキングで初の世界ランク1位の座に就いた。 今大会は1回戦で世界ランク110位のY・ハンフマン(ドイツ)を6-3, 6-4, 3-6, 6-3で下している。 2回戦では2021年のウィンブルドンで準優勝を果たしている同胞の先輩、28歳のベレッティーニと顔を合わせた。 この試合、第1・第2セットはともにタイブレークにもつれる接戦となったが、シナーがいずれも取り切りセットカウント2-0と勝利に王手をかけた。 しかし、第3セットでは後の無くなったベレッティーニの反撃にあい2度のブレークを許し大きくリードされる。その後も挽回することができずにセットカウント2-1とセットを1つ返された。 第4セット、先にブレークを奪われたシナーだが、そこから追いつくと3度目のタイブレークに突入。マッチポイントではベレッティーニのサービスを足元深くにリターンし勝負あり。3時間42分の接戦を制し3回戦進出を決めた。 シナーは3回戦で世界ランク52位のM・キツマノビッチ(セルビア)と対戦する。キツマノビッチは2回戦で第27シードのT・フリークスポール(オランダ)を4-6, 7-6 (9-7), 1-6, 6-2, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。 同日には第3シードのC・アルカラス(スペイン)や第5シードのD・メドベージェフらが3回戦へ。一方で第8シードのC・ルード(ノルウェー)や第17シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)らは敗れている。