「日本が世界で戦えるという今につなげてくれた」日本代表・森保一監督が引退の遠藤保仁に感謝
サッカー日本代表は9日、カタールのドーハでヨルダン代表と非公開の練習試合を開催し、6―1で快勝。試合後、取材に応じた森保一監督は、引退を表明した遠藤保仁選手について言及しました。 サッカー元日本代表・遠藤保仁が現役引退を発表 森保監督は遠藤選手を、「代表では歴代1位の試合数で、代表を支えてくれて、日本が世界で戦えるという今につなげてくれた素晴らしい戦いをしてくれた」と152試合のAマッチ出場を評しました。 「育成の選手たちに、技術力の高さとポジショニングというところで先を読む力、選手として身体能力で勝負するタイプではなかったと思いますけど、クレバーにサッカーの楽しさを教えてくれて、技術、予測力が必要だというところはいろんな選手や指導者にも影響を与えてくれたと思いますし、見ていたサポーターであったり、関係者の皆様にサッカーの魅力を伝えてくれたかなと思います」と話しました。 また、森保監督の現役時代には、同じMFの選手として遠藤選手とマッチアップした経験もあり、「しょっちゅうやられています。シンプルに攻めてくれれば対応しやすいのに、一手間かけてくる。相手のメンタルの状態をすごい読んでいるというか、勢いをそがれる、逆をつかれるというか、コロコロPKも、そんな感じかなと思う」とコメント。
さらに、2015年のJリーグ・チャンピオンシップ決勝では、森保監督がサンフレッチェ広島を率いて、遠藤選手の所属するガンバ大阪と対戦。 「最終的には我々が勝たせてもらいましたけど、本当にみんなが緊張感の中、勢いでプレーしているところ、彼だけがうまく流れを読みながらプレーしているのがすごく印象に残っています」と当時を振り返り、遠藤選手を賞賛しました。 「これからの選手もまた遠藤選手のような選手がたくさん生まれてくるとうれしいなと思います。指導者としてもまた頑張ってほしいなと思いますし、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました」とレジェンドに感謝しました。