【衆院選】福岡の投票率は47都道府県で何番目? 5年連続で全国トップの山形との違いは? 投票率を上げるには
福岡県の投票率が低迷する一方、全国トップの投票率となった山形県は全国で唯一、60パーセントを超えました。山形県はこれで国政選挙の投票率が5回連続で全国トップとなりました。なぜ投票に行く人が多いのでしょうか。専門家は家族構成に注目していました。 ■山形大学 人文社会科学部・中島宏教授 「山形県は3世代同居率が非常に高くて、ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんが投票している姿を子どもが見ていて、自然と投票することが身につく風土があるんじゃないか。」 家族ぐるみで選挙と向き合うことで、政治へのハードルが世代関係なく下がっていることが挙げられるといいます。 では、福岡県で投票率を上げるにはどうしたらよいのでしょうか。 ■中島教授 「どうして自分たちの地域で投票率が低いのだろうか、あるいは関心がなぜ低いのかというところから、周りの人と政治や選挙について話をしていく。家族、職場、あるいは学校で、もう少し政治に関する話をする垣根が低くなるといいのかなと思います。」
「短期間で投票率を上げる特効薬はない」とした上で、まずは普段から政治や選挙に触れる機会を、自治体や学校などが地道につくっていくことが重要だと話しました。 投票は私たちの暮らしに直結する政治行動です。全ての有権者に、投票を「自分ごと」として捉えてもらうために、さらなる工夫と仕組みが必要です。