「何を言っても薄っぺらい」悪印象な“話し方”3大NG「会話の定石」にも落とし穴がコミュニケーションで損しないコツ
ただ、これには明確に落とし穴があります。 1. 相手の発言を咀嚼せずに繰り返す 相手の短い発言を繰り返すことには、効果はあると思います。 ただ、そこそこの長文の場合、咀嚼せずに、ただただ繰り返すと、相手からは「なぜ、自分の言ったことをもう一度聞く必要があるの?」と疑問が湧きます。 具体的な事例をご紹介すると、 Aさん:今日は、〇〇をお願いしようと思います。その後に、□□に取り組んでほしいです。ただ、〇〇は難易度が高いのでいつでも質問してくださいね。
新人Bさん:今日は、〇〇をやりますね。その後に、□□に取り組むんですね。〇〇は難易度が高いので質問します。 このような、そこそこ長い文をほとんど同じ内容でボイスレコーダーのように繰り返す方がいらっしゃいます。 ぜひ、要点だけを繰り返すようにしましょう。 2. 相手の発言に横文字を入れて繰り返す 繰り返しでもう一つご紹介しておきたいのが、自分なりに要点をまとめるのはとても良いのですが、なぜかビジネス用語の横文字を多用したがる方がいらっしゃいます。
例えば、よく聞く言葉として「コミット」「アジャイル」「エビデンス」「ローンチ」など、インターン先で使っていた言葉なのか、ビジネス憧れなのか……。 この言葉で、わざわざ伝えた日本語を英語にされると「本当に理解しているかな……」と疑問に思ってしまいます。 他にも、会話を繰り返すことの「落とし穴」があります。 3. 質問を繰り返す 意外と多いのが、質問されたことを繰り返すことです。 これは具体的にお伝えしたほうが早いと思います。
Aさん:Bさんは〇〇について、なぜ問題が起きていると思う? 新人Bさん:なぜ、問題が起きてるんでしょうね? Aさんは、Bさんの意見が聞いてみたいにもかかわらず、Bさんの質問の繰り返しを聞いたところで「なんだろうこの新人……」と感じるわけです。 また、なぜか質問を繰り返す方の多くは、深く思考しているかのように遠い目をしていることが多いです。 今すぐ、遠い目をやめ、現実に意識を戻し、自分なりの意見を伝えましょう。