青森「わいんぱぶ ためのぶ」のナポリタンが家で味わえる!元「dancyu」編集長が追い求める日本一ふつうで美味しいレシピ
人生最後に作るのはみそ汁
佐藤さんの味をしっかり受け継いだ植野さんだが、佐藤さんの味には到底及ばない。 すると、佐藤さんは「2週間作ってみるんです、毎回同じような味付けで」「同じものをずーっと作り続けることの難しさと、楽しさと、嬉しさと、それが蘇った時、人生終われるんじゃないかな」と思いを巡らせた。 佐藤さんに“人生最後に作る料理”を聞くと「みそ汁かな、あれが一番難しいと思う。簡単なようで難しい。それを美味しく作ることができる人はハッピーエンド」と語る。さらに、それを誰に食べさせるか尋ねると「今は妻がいないから、孫でしょうね」と答えた。 常連客に店の魅力を訪ねると「マスターの雰囲気が良い、一番はそれ」「居心地がいい、“第二のお父さん”みたいな感じでここに来ていた」と佐藤さんの人柄を絶賛した。 本日のお目当て、わいんぱぶ ためのぶの「ナポリタン」。 一口食べた植野さんは「野菜に焦げ目がつかず、でもシャキッとしている」と最後の味を堪能した。 わいんぱぶ ためのぶ「ナポリタン」のレシピを紹介する。 ■材料(1人分) スパゲッティ(乾/1.6mm)…100g 玉ねぎ(薄切り)…1/2個 ピーマン(細切り)…1/2個 しめじ…20g まいたけ…15g ベーコン(8mm 幅に切る)…3/4枚 にんにく(スライス)…1/2かけ 水(野菜を炒める用)…大さじ2 水(麺をほぐす用)…小さじ2 塩…小さじ1/3 こしょう…適量 うまみ調味料…小さじ1/2 トマトケチャップ…大さじ3 砂糖…小さじ1 サラダ油…大さじ1強 パセリ…適量 パプリカパウダー…適量 ■作り方 (1)沸騰した湯に塩(湯の1%の量/分量外)を入れる。 (2)麺は袋の表示時間通りにゆで、水でしめて一晩寝かせておく。 (3)フライパンを中火に熱し、サラダ油をひく。 (4)具材を入れ、油がなじんだら水を加えて炒める。 (5)麺・水(小さじ2/分量外)を入れ、麺をほぐす。 (6)塩・こしょう・うまみ調味料・ケチャップ・砂糖を混ぜる。 (7)水分が足りない場合、水(大さじ2/分量外)を追加する。 (8)麺と具材がなじんだら、火を止める。 (9)皿に盛りつけ、パセリ・パプリカパウダーをかけて完成。 ■ポイント・コツ ※野菜に火が強く入らないよう水を加えて炒めること。 ※調味料を加えたあと、水分が足りない場合は水を追加すること。
日本一ふつうで美味しい植野食堂