アジア最終予選、豪州vsサウジは熱戦の末にドロー…日本と同組グループCの2位以下は大混戦
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループC第5節のオーストラリア代表vsサウジアラビア代表が14日にメルボルン・レクタンギュラー・スタジアムで開催された。 2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選) 試合日程・結果・順位表・組み合わせ 日本と同じグループCで4試合を終えて勝ち点5同士のオーストラリアとサウジアラビアが大一番を迎えた。 試合序盤はアウェイチームのサウジがボール保持率を高めて勢いよく前に出るが、13分にオーストラリアがチャンス。ボックス左手前に抜け出した町田ゼルビアFWミッチェル・デュークが、飛び出してきたサウジGKアル・カッサルと空中戦で交錯して倒れると、主審はPKを宣告。しかし、VAR判定の結果わずかにボックス外で、GKもイエローカードにとどまった。 ハーフタイムにかけても、球際に厳しい攻防が繰り広げられる。サウジアラビアはボックス左に抜け出したアルドサリが枠内シュートに持ち込む場面をつくるが、オーストラリアGKガウチも好守で得点を許さず。前半は0-0のまま終了する。 迎えた後半も白熱の好勝負が展開される。ポゼッションで優位に立つサウジアラビアだが、ホームのオーストラリアは縦に速い仕掛けでよりシュートまで持ち込んでいく。 終盤、オーストラリアは84分に決定機を迎える。最終ライン裏に抜け出したボレーロがボックス内でGKを引き付けて横パス。マクグリーが押し込むにかかるが、必死に戻ってきてタックルを繰り出したアブドゥルハミドの素晴らしいシュートブロックに阻まれる。 アディショナルタイム3分には、左サイドでのFKの流れからボックス正面やや右のサルマンが鋭いシュートを突き刺してネットを揺らすも、GKの前に味方が立っていたことで、VAR判定の結果オフサイドで取り消しに。 結局、試合はそのまま0-0で終了。グループ2位を争う激戦は両チームが勝ち点を分け合った。