車両盗難被害の2位はプリウス、1位は…。最新の盗難手口に対抗するカーセキュリティ
以前に比べて件数が減ったとはいうものの、まだまだ車両盗難が多い。そしてどんなクルマが被害に遭っているのか気になる人は多いだろう。 【すべての画像を見る】 日本損害保険協会が発表している車両本体盗難データによると、2020年は1位プリウス(383件)/2位ランドクルーザー(275件)/3位レクサスLX(175件)。 2021年は1位ランドクルーザー(331件)/2位プリウス(266件)/3位レクサスLX(156件)。 そして、最新の2022年データでは、1位ランドクルーザー(450件)/2位プリウス(282件)/3位アルファード(184件)となっている。 驚くことに3年とも10位までの車種すべてがトヨタやレクサスなのだ。 もちろん最新車種、上級車種にはイモビライザーなどの盗難対策システムが標準装着されているのだが、それでも防ぎきれないということ。 特にトヨタ、レクサスのユーザーならばできる限りの対策をしておきたい。
データシステムではトヨタ、レクサスに適合した自動車盗難防止装置「カースティールブロッカーSOS820」(2万2000円)を11月よりオートバックス主要店舗で先行発売している。 これは最新の盗難手口である“リレーアタック”や“CANインベーダー”といった車両のシステムを騙して開錠をする手段に有効なもの。 取り付け時に車両側への加工は必要なく、見た目もまったく変わらない。 正規の手段でなければエンジン始動ができなくなるため、たとえ車内に乗り込まれても持ち去ることが難しくなる。 エンジンオフに連動してセキュリティがONになるオートモードと、任意でセキュリティをONにするマニュアルモードの選択が可能で、容易にセキュリティの解除ができないように自分だけのセキュリティパスコードを設定することが可能だ。 なお取り付けには本体のほかに別売りの車種別ハーネスが必要となる。適合車種は同社公式ウェブサイトに掲載しており、プリウス、ランドクルーザー、アルファード、レクサスLXなど車両盗難ランキング上位の車種にももちろん対応している。
<文/浜先秀彰>