【ボートレース】鳴門マスターズチャンピオン、16日に開幕。地元のエース田村隆信が奮起する
ボートレース鳴門のプレミアムG1「第25回マスターズチャンピオン」が16日から6日間シリーズで行われる。地元のエース・田村隆信、初日12Rドリーム戦に出場する白井英治、赤岩善生、浜野谷憲吾、吉川元浩、守田俊介、菊地孝平らが激しいV争いを繰り広げる。 今シリーズは新エンジンに切り替わって3節目で、機力相場は固まっていない。地元勢が地の利を生かすか。 田村をV候補筆頭に推す。鳴門では19度の優勝があり、出場メンバーでトップ。昨年12月の周年記念でも優出(6着)しており調整面の不安はない。2月の四国地区選チャンプで、一時の不振を脱してきた。走り慣れた水面で初の〃名人位”を目指す。また、林美憲は田村に次ぐ鳴門17Vを誇る。今回が初出場になる女子の岩崎芳美にも期待がかかる。 ドリーム戦1号艇の白井は鳴門では2021年のBBCトーナメントから3節連続優出中。昨年の周年記念は絶好枠で2着。完全Vを狙った今年2月の一般戦も1号艇だったが無念のフライング。事故率(0・61)が高くスタートで無理できないが、強気な攻めで雪辱を期す。 ほかドリーム組では、赤岩が整備力を発揮して上位進出をうかがう。浜野谷は2月、関東地区選でV。吉川は今年2V。戸田SGクラシックは1号艇で優出(転覆失格)した。守田は3節連続優勝中で今年は早くも5Vと絶好調。しかし、当所は5年以上出走していないのが懸念材料。菊地は今大会初出場。直前の児島・周年記念で優勝を飾り、勢いに乗って乗り込んでくる。 井口は昨年、若松大会で登録4000番台で初Vを果たした。自慢の速攻力で連覇を狙う。瓜生は3月の住之江周年記念、原田は直前の大村周年記念を制してリズムはいい。 ほかには、周年記念Vなど当所実績は十分の松井繁、田中信一郎の大阪支部コンビが怖い存在だ。(板東 宏明)
報知新聞社