暗号資産詐欺で9千万円超被害 旅行費用などとして投資話持ちかけられる 兵庫の女性
兵庫県警姫路署は29日、同県姫路市のパートの女性(44)がマッチングアプリで知り合った相手から暗号資産による投資を勧められ、9300万円相当をだまし取られる詐欺事件が発生したと発表した。同署はロマンス詐欺事件とみて調べている。 同署によると、女性は今年8月末ごろにマッチングアプリで男性と称する相手と知り合い、好意を持つようになった。その後、LINE(ライン)で、旅行や一緒に暮らす費用のためとして投資話を持ち掛けられ、9月18日から10月3日までの計4回、相手の指示で仮想通貨取引所「コインチェック」を通じ、計9300万円相当の暗号資産を指定する送金先に送ったという。 女性が投資金を引き出したいと伝えると「手数料がかかる」などと伝えられたため、不審に思い弁護士に相談。弁護士が「詐欺ではないか」と指摘したため、被害が発覚した。