大谷翔平に“奇襲”許した左腕を敵地局が絶賛「仕事したも同然」 本人がっかりも「うまくやった」
Dバックスのマンティプリー、バント安打の大谷がうらめしそうだったが…
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発。初回の第1打席でセーフティバントを仕掛け、見事成功させた。相手左腕のジョー・マンティプリー投手は膝に手をつき、大谷をうらめしそうに見つめていたが、ダイヤモンドバックスの放送席はその投球を絶賛。「もう仕事をしたも同然だ」と称えている。 【動画】がっくりと膝に手をつく相手左腕…敵地局が「うまくやった」と絶賛する実際の大谷バント安打の場面 誰もが意表をつかれた。大谷は初回1死無走者で迎えた第1打席、マンティプリーがモーションに入るとバントの態勢に。シンカーにうまくバットを合わせると、ボールはマウンドのやや三塁寄りに転がった。マンティプリーは慌ててひろい、一塁に送球。送球がそれてセーフとなり、内野安打が記録された。 笑顔の大谷と対照的に、虚を突かれたマンティプリーはひざに手をつき、大谷をうらめしそうに見つめている。ただダイヤモンドバックス向け放送局「DバックスTV」の評価は違ったようだ。 試合後番組で、実況のスティーブン・バーシオーム氏は「ダイアモンドバックスの作戦は、ジョー・マンティプリーをオープナーとして起用し、3人のうち2人が左バッターである初回の上位3選手ベッツ、オオタニ、フリーマンを抑えて、その後セコーニへと引き継ぐというものでした。実際初回はうまくいきました。今シーズン初めてのオープナーでしたがうまくやりましたね」と伝えている。 マンティプリーは1回無失点で交代。2番手のセコーニが3回にイニング3本塁打を浴びるなど、6失点して4-6で敗れた。解説のボブ・ブレンリー氏もマンティプリーについて「そうだね、ショウヘイ・オオタニをバントヒットに抑えたらもう仕事をしたも同然だよ」と笑いながら称えている。 さらに「そのあとフリーマンをダブルプレーに仕留めている。ジョーは我々が初回に望んでいたことをやってくれたね」と33歳左腕の働きを収穫に挙げていた。
THE ANSWER編集部