万博の目玉がどんどん消えていく…吉村知事「“空飛ぶクルマ” は有人ドローン」橋下氏のツッコミに渋々認める
4月21日、大阪府の吉村洋文知事が『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ系)に出演。「2025年大阪・関西万博」の目玉のひとつになっている「空飛ぶクルマ」について、「(クルマではなく)ドローンです」と認める発言をした。 「番組で『空飛ぶクルマ』が話題になると、コメンテーターの橋下徹元大阪府知事が『メッセージでごまかしはよくないと思うんですよ』と切り出し、『はっきりと有人ドローン、人乗りドローンと言わないと。“空飛ぶクルマ” というと、クルマ(として)走れないじゃん、こんなん嘘やんかという人が絶対出てくる。(これは)ドローンですよね』と吉村知事を問い詰めました。 すると、吉村知事は苦笑しながら『技術的にはドローン。これはドローンです』と認めたのです」(政治担当記者) これを受け、泉房穂前明石市長は、4月21日、自身のXに 《『万博の目玉「空飛ぶクルマ」の呼称に物言い「今日から有人ドローン」』との記事だが、目玉がドンドンなくなっていっている。“パビリオン”の数も減り、“空飛ぶクルマ”も掛け声だおれで、“ミャクミャク”の人気も出ない。万博って、そもそもが間違っていたのかもしれない・・・》 とポストしている。 「SNSにも《「空飛ぶ車」は無くなったみたいですね。ただのドローンでした》《吉村知事も今さらドローンとか、空飛ぶ車グルグル飛びません、あれは嘘でした。すいませんが先ではないか》など批判の書き込みが目立っていました。 それ以上に、子供たちの夢を壊してしまったことの責任があります。テレビニュースの街頭インタビューで『万博で何が楽しみか』と質問された子供が、『空飛ぶクルマを見ること』と答えていました。いまさら『クルマではなくてドローン』と知ったら、がっかりするのではないでしょうか」(週刊誌記者) 読売新聞が4月19日から21日にかけておこなった全国世論調査では、万博に『関心がある』と答えた人は『大いに』と『多少は』を合わせて31%、『ない』は69%だった。開催地の近畿地方に限ってみても、『関心がある』は46%、『ない』は51%と機運は盛りあがっていない。 また、朝日新聞社が4月20日と21日に実施した全国世論調査でも、万博開催について「賛成」47%、「反対」45%だった。今回のような「嘘やんか」が露見すればするほど、機運はますますしぼんでいくことになる。
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