「安倍氏に相談」自民“裏金議員”が国会で新証言 真相解明は…【サンデーモーニング】
廃止の方針が決まったにも関わらず、安倍氏の死後には再び始まっていた裏金作り。なぜ、再開されたのでしょうか。 ■萩生田氏「意思決定に関与する立場になかった」 安倍派の幹部「5人衆」の1人、萩生田元政調会長も政倫審に初めて出席しましたが… 国民民主党 石井智恵 議員 「安倍元総理はキックバックについて『もう止めよう』と言ったのでは?」 不記載2728万円 萩生田光一 元政調会長 「私は安倍会長とこの件について話したことは一度もなかった」 日本維新の会 守島正 議員 「当時の幹部として自発的に真実解明するのが筋では?」 萩生田光一 元政調会長 「今のところ新しいことはわからない。わからないことは正直わからない。過去に遡って、わかる人たちがもう少し説明する必要があるのでは」 萩生田氏は「意思決定に関与する立場になかった」と説明。裏金作りが続いた責任の所在は、依然、闇の中です。 いつ、誰の指示で、何のために始まったのかすら明らかにされない裏金問題。 一方、国会では、その裏金問題で大きな変化も… ■野党案“丸のみ” 少数与党で国会に変化? 17日(火)、“政治とカネ”の改革をめぐる法案が衆議院を通過。 カネの使い道を明らかにしなくてもよい「政策活動費」の廃止をめぐっては、野党側の案に自民党が賛成せざるを得ない事態となったのです。 当初、自民党は「政策活動費」の廃止に代わり「公開方法工夫支出」を提案。 新たな“抜け穴”ではないかと批判されていました。 立憲民主党 後藤祐一 議員 「(非公開枠に)何でも入ってしまうじゃないか。ブラックボックスめっちゃ大きいじゃないか」 自民党政治改革本部 小泉進次郎 事務局長 「何でもかんでも『公開方法工夫支出』に入るというのは、それは違う」 自民党は、国益やプライバシーに配慮が必要な支出は公開しなくてもよい、と主張。 では、現在の支出の中で該当するものを具体的に問われると... 小泉進次郎 事務局長 「2023年の自民党の支出に『公開方法工夫支出』に当たるものがあるか。正直、我々、提案者では具体的な運用についてはわからない」