銅器の風鈴願い込め 新高岡駅に45個
北陸新幹線新高岡駅の南北通路に9日、高岡銅器の風鈴45個が飾られた。高岡第一幼稚園と高岡第一学園幼稚園教諭・保育士養成所の学生が書いた短冊も取り付けられ、駅利用者に涼やかな音色と伝統工芸の魅力を届けた。 高岡銅器協同組合が「銅器のまち高岡」をPRするため1993年から続けている。今年は元日に発生した能登半島地震からの復興の願いも込めた。短冊には、園児の「ともだちとなかよくしたい」「おいしゃさんになりたい」のほか、学生の「思いやりのある保育者になりたい」などの夢や願いがしたためられた。 高岡銅器協同組合の宮津健志理事長は「観光客を歓迎し、被災者には『いつもの夏が来た』と思ってもらいたい」と話した。風鈴の設置は8月29日まで。