レクサスLM極まる 2000万円の車両価格に1000万円の課金 さらに豪華 後席の住人をもてなすカスタム
レクサスのショーファー トムスがカスタム
東京オートサロンのトムスのブースで、ひときわ目をひいたのが日本で発表された間もないレクサスLMをベースにカスタマイズした「レクサスLMショーファースタディ」だ。 【写真】標準のレクサスLMも豪華だけど……ショーファースタディと比較 (150枚) そのコンセプトは「不易流行」。トヨタにはセンチュリーというショーファーカーがあるが、レクサスでショーファーカーを作るなら、とトムスが手がけたモデルだ。 つまり、レクサスが考える新しいショーファーカーのカタチを、トムスがさらにアレンジしたというわけだ。 ベース車のレクサスLMもミニバン・スタイルながら2列目をセパレートの豪華なシートにしたモデルだが、トムスではよりカスタマイズしている。 とはいえ、外観ではエアロパーツなどは装着されていない。ボディを独特のバイカラーにペイントし、タイヤとホイール、ブレーキを交換しているだけだ。 それはつまり、このクルマはリアシートに座るオーナーのためのものであり、リアシートの快適性を重視してタイヤなどは交換しているものの、エクステリアはいじる必要がないということだろう。
車両価格2000万円のレクサスLMに1000万円
インテリアでは、セパレートの豪華なシートは専用の本革に張り替えられている。 ルーフコンソールも組子をが用いられたり、エアコンの吹き出し口には檜を使用するなど、和テイストでゴージャスに仕上げられている。 また、ボディの遮音材は増やされており、ただでさえ静かなLMの室内空間は、より一層静寂さを増しているという。 このレクサスLMショーファースタディ、コンプリートカーでの販売も、また車両を持ち込んでのカスタマイズも、どちらにも対応してくれる。 カスタマイズにかかる費用は、800万円~1000万円。もちろん、今回の展示車両とは違った色や素材などをオーダーすることも可能だ。 今回が初公開だが、既に問い合わせは何人か来ているという。車両価格2000万円のレクサスLMに、さらにコストをかけて自分だけのショーファーカーをカスタマイズするオーナーは、いったいどんな人たちなのだろうか。
篠原政明(執筆/撮影)