大正モダン、デザインでたどる 本の装丁や装画400点 10月27日まで福島県郡山市立美術館で企画展
福島県郡山市立美術館の企画展「大正イマジュリィの世界」は7日、開幕した。竹久夢二ら大正期を代表する画家のモダンさにあふれる本の装丁や装画など約400点を展示している。10月27日まで。 西洋のアール・ヌーヴォーと日本の伝統的な図案を融合させ、独自の表現方法に昇華した大正モダンの多彩なデザインやイラストを紹介している。 夏目漱石の著書「吾輩(わがはい)は猫である」の橋口五葉による装丁や小林かいちの叙情的な構図の絵はがきセット、意匠を凝らした児童文学の挿絵や少女向け雑誌の表紙画が並ぶ。大正期の日本の画家らと感性を分かち合う英国の挿絵を合わせて展示している。 観覧料は一般千円、高校生・大学生・65歳以上は700円。問い合わせは同美術館へ。