学校で「味見読書」・書店で「フライヤー」…“タイパ”抜群「本が読みたくなる」読書法とは?【THE TIME,】
これまで約4000冊を手掛けたとのことですが、要約しているのはAIではなく“人”。 ライターが3~4時間かけてしっかり本を読み、1~2日で要約しているとのこと。 作業中の本を見せてもらうと、付箋がいくつも! 『株式会社フライヤー』コンテンツDiv. 松尾美里さん: 「“このキーワードは外せない”という所はメモを書き込むことも多くある。著者と出版社の方が、経験や専門性を込めて書いているので、できるだけご意向を組み込みながら最良の形を探っていくようにしている」 ■学校で広がる「味見読書」とは? “タイパ”抜群の読書法は学校でも! 東京・荒川区立第三日暮里小学校の読書の時間をのぞいてみると… 4人1組で座った机の上には10冊ほどの本が置かれ、子どもたちは“数分で”読む本をどんどんチェンジしています。 3年生男子: 「1冊をパラパラ読んで、すぐに感想を書く。全部の本をそうする」 先生が選んだ本を10分以内で“部分的に”読んだら、感想をワークシートに記入。そして次の本へ…というスタイル。 これは、“味見読書”と呼ばれるもので、『「味見読書」で本離れが無くなる!』(明治図書出版)の著者、熊倉峰広さんによると、 食べ物の「味見」の感覚で本を読み、面白かった部分を教え合うなどコミュニケーションを狙いとした読書指導法です。 気に入った本は、授業後に借りてOK。 早速借りていた児童は、“味見”をしたことで自分の境遇に似た本と出会えたようです。 3年生女子: 「私もうすぐ転校しちゃうから、転校して新しい学校ってどんな感じなのか知りたくて。味見読書で、半分よりちょっと少ないくらいまで読んで続きが知りたいなと」 読書があまり好きではない子どもの中には「どんな本を読んだらいいのかわからない」という声も多いとのこと。 担任の長島裕芙子先生は、「味見読書なら本を手に取るハードルが下がり、自分の好きな本がみつかるきっかけになるのでは」と話します。 この味見読書。荒川区では小学校の2/3以上、中学校では半数以上の学校が実施しているとのことです。
(THE TIME,2024年12月12日放送より)
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