映画「フェラーリ」本日公開、「ミスをすれば死が」危険なレースを紹介
本日封切られたアダム・ドライバー主演の映画「フェラーリ」より、公道レースのミッレミリアにスポットを当てた特別映像がYouTubeで解禁された。 【動画】「フェラーリ」危険なレースの模様はこちらから 同作は、フェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへ成長させた希代の経営者エンツォ・フェラーリが主人公の物語。1957年、同社が経営の危機に瀕し家庭も破綻した彼が、再起を誓って過酷なレースに挑む波乱と激動の1年が描かれる。ドライバーがF1界の“帝王”と呼ばれたエンツォを演じた。 ミッレミリアは、イタリア語で1000マイル(約1600km)の意味。レースは北イタリア・ロンバルディア州ブレシアをスタート / ゴール地点とし、一般公道のみで約1600kmを本気のレーシングスピードで走破する。常設サーキットの少なかったイタリアでは国民的人気イベントで、その戦果はスポーツカーメーカーの命運を左右していたと言われている。1927年にスタートし、本作で描かれた1957年のレースをもって閉幕。現在、同名イベントはクラシックカーのレースとして行われている。 映像にはレースドライバーの経験を持つパトリック・デンプシーや監督のマイケル・マンが登場し、「ミスをすれば死が待ってる」「なぜ人生の真っ盛りで危険なレースに出走するのか? 事故には遭わないという信念があるんだ。レースから逃れられない」とミッレミリアに言及する。エンツォへの理解を深めるため、実際のレース場でのテスト走行に同乗したドライバーは「すべてのカーブに危険が潜む。何が起こるかわからないが、そんな危険な状況で勝利を獲得するためにどうやって目の前に集中するのか」と語った。 (c)2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.