北朝鮮・金与正氏、韓国軍の砲撃訓練に「明白な挑発行動だ」
北朝鮮の金正恩総書記の妹・与正氏は、韓国軍が軍事境界線付近で砲撃訓練などを行ったことについて「明白な挑発行動だ」と批判する談話を発表しました。 韓国軍は先月26日、南北境界線に近い海上で砲撃訓練を行ったほか、今月2日には軍事境界線付近で射撃訓練を行いました。 これらの訓練に対し、与正氏は国営メディアを通じて7日、談話を発表し、「我が国の門前で露骨に繰り広げられる敵の戦争演習は、何によっても弁解できない明白な挑発的行動である」と批判しました。 さらに与正氏は、韓国が日本やアメリカと共同で先月末に行った訓練「フリーダムエッジ」についても批判し、「『戦争エネルギー』が過剰蓄積されて爆発直前に至っている」と強調しました。その上で、北朝鮮がこれらの動きを宣戦布告と判断すれば、「北朝鮮の憲法が我々の武力に与えた使命と任務は直ちに遂行されるであろう」とけん制しました。