1200年の歴史を持つ「日本一危険な火祭り」!?燃え盛る松明に果敢に飛び込む男性たちの雄姿に密着!
愛知県西尾市にある鳥羽神明社で約1200年の歴史を誇る「鳥羽の火祭り」。人々に「日本一危険」と言わせるほどの祭りとは、一体どんなものなのか、さらに危ないと分かっていながらも、祭りに参加する人々の思いとは…?タレントの寺坂頼我くん(以下、寺坂くん)が、熱すぎる祭りに密着しました。 【動画】一歩間違えれば大惨事!燃え盛る巨大松明に飛び込む“日本一危険な火祭り”の様子がこちら【6分13秒~】
燃え盛る巨大な松明から「神木」と「十二縄」を取り出す速さを競う!
祭りについて調べるため、鳥羽神明社の境内に入ると、何やら巨大な物体を発見。境内にいた人に話を聞きました。 (鳥羽の火祭り保存会・大西俊竹会長) 「(Qこれは何ですか?)すずみです!まさしくすずみです。たいまつみたいなものですよ」 高さ5メートル、重さ2トンの巨大な松明「すずみ」。祭りの参加者が自分たちで全ての材料を調達、祭り前日に約200人が集まり、4時間かけて2つのすずみを完成させました。 そんなすずみには、「神木」と「十二縄」という特に重要なパーツが入っています。鳥羽の火祭りは西と東に分かれ、すずみの中から「神木」と「十二縄」を取り出す早さを競う祭りなのです。さらに、その時々の火の燃え方などから1年の天候や作物の出来を占います。 また、このお祭りの主役となるのが「神男(しんおとこ)」と呼ばれる人々です。今回、一生に一度の大役・神男を務めるのは、東が2度目の祭り参加で大抜擢された野口翔太さん(26歳)。対する西は、5度目の参加で念願の神男に選ばれた重富涼太さん(25歳)です。 2人は年齢こそ1つ違いますが、小学生のころから友達同然の仲。そんな2人の神男は、祭りの3日前から神社で寝泊まりし、1日に2回、氷水を浴びて心身を清めます。 (西・神男・重富涼太さん) 「年が明けると、ことしも祭りが始まるなという気持ちになる」 (東・神男・野口翔太さん) 「火がついたら本当に全員の心に火がつく感じで、人がみんな変わりますね」 午後3時、点火5時間前には下帯姿の男たちが海岸へ移動。2月の極寒の海に突入し、禊を行いました。