巨人を導くスラッガーに…シーズン40本を達成した大物(2)いまだ唯一の名球会入り
球春到来を迎えた2024年のプロ野球。読売ジャイアンツは、2年連続Bクラスと低迷中。今季は巻き返しを図る1年となるが、チーム不動の4番を務める岡本和真内野手は、昨季自身初のシーズン40本塁打に到達。球団9人目の快挙となった。ここでは、平成以降に巨人で40本塁打以上を記録した歴代選手を紹介する。
アレックス・ラミレス
出身:ベネズエラ 投打:右投右打 身長/体重:180cm/100kg 生年月日:1974年10月3日 ドラフト:1991年 アマチュアFA 計3球団で活躍し、今もなお根強い人気があるアレックス・ラミレス。ヤクルトスワローズ時代も十分な活躍だったが、特に読売ジャイアンツ時代は圧巻の成績だった。 ラミレスは、1998年にメジャー昇格。ただ、安定した成績を残すことはできず、2000年オフにヤクルトへ入団。1年目から29本塁打を放った。 その後、2003年に本塁打王(40本)に輝き、打率も.333という大活躍。在籍最終年の2007年は204安打を放ち、最多安打と打点王の二冠に輝くと、翌年から巨人の一員に。 奇跡的な逆転優勝を成し遂げた2008年には、二度目となる40本塁打以上(45本)を記録。さらに2010年は、クレイグ・ブラゼル(当時:阪神)と激しい本塁打王争いを演じ、49本のアーチを描いてタイトルを獲得した。 NPB通算380本塁打を積み重ねた上に、計2017安打を記録し、外国人選手では唯一の名球会入り。明るいパフォーマンスでも注目を集めるなど、ファンの記憶にも残る選手だった。
ベースボールチャンネル編集部