ストックしていたのを忘れて”新たに”買ってしまうことはありませんか?まとめ買いに向いてない”落とし穴”商品とは?
節約のために、商品が安い時にまとめ買いをしているという方も多いでしょう。まとめ買いは、上手に活用できれば家計の節約に効果的です。一方で、まとめ買いが必ずしも節約につながらないケースもあります。場合によっては、かえって無駄遣いにつながることも少なくありません。 そこで今回は、まとめ買いに向いていない商品とその理由、賢く節約するためのコツをお伝えします。まとめ買いがうまく活用できないという方はぜひ参考にしてください。
賞味期限の長い商品に要注意!
賞味期限の長い食品はまとめ買いに向いていると思われがちです。しかし、実際にはこれが無駄を生む原因になることも多々あります。 賞味期限の長い食品がまとめ買いに向かないおもな理由は、ストックしていることを忘れてしまうということです。パスタや缶詰、乾麺など長持ちする食品は、見た目に変化がないために後で使おうと思ってしまいがちです。その結果、気づいた時には賞味期限を過ぎている、あるいは必要な時に再び購入してしまうという無駄が発生するケースがあります。 例えば、あるメーカーが販売しているスパゲティの乾麺は1袋当たり410円ですが、15袋まとめて買うと1袋当たり約387円で購入できます。1袋当たり約23円お得になるため、15袋全て使い切れば約345円節約できるでしょう。 しかし、賞味期限が切れてしまい、15袋のうち3袋を使い切れずに捨ててしまった場合、単品で購入した場合と比べて約880円が無駄になってしまいます。 このような事象を防ぐためには定期的にストックを確認し、可能であればリストを作るとよいでしょう。賞味期限がまだあるからといって安易に大量購入するのではなく、普段の消費ペースに合わせた適量を見極めることが重要です。
調味料や日用品など頻繁に使わないものも要注意
一度の使用量が少ない調味料や日用品などは、まとめ買いを慎重に行いたい商品です。例えば、大容量のソースやドレッシング、洗剤や柔軟剤などは一般的に少量ずつしか使わないため、賞味期限や使用期限内に使い切れないことがあるでしょう。また、キャンペーンや特売で買ったものの、思ったより使う頻度が少ないと感じた経験がある方もいるのではないでしょうか。 こうした商品は、買う前に現在の消費量をしっかりと把握し、本当に必要かを考えることが大切です。安いからといって買い過ぎても、使い切れずに捨ててしまえば元も子もありません。また、使用期限が近づいたら積極的に使う、あるいはほかの家族と分け合うなどして無駄を減らす工夫をするとよいでしょう。