ユースケ・サンタマリア、成海璃子、小宮璃央が明かす撮影の裏側「全領域異常解決室」
──成海さんと小宮さんは演じる役についていかがでしょうか? 成海 「二宮は男言葉で、大体怒っているような感じなのですが、今まで演じたことがないキャラクターなので、とても新鮮です」 小宮 「北野は全決と関わることでミステリーに精通し始め、ヒルコ班に抜てきされるくらい優秀なんです。でも、ちょっと抜けている部分もあるようなキャラクターですね」 ──撮影をしている中で、忘れられないエピソードはありますか? 成海 「初日が事件現場のシーンだったのですが、ユースケさんが“ヒルコ”を“卑弥呼”と言っていて(笑)、その後も5回ぐらい間違えて『今、間違えていましたよ』と突っ込まれていて、笑いが止まらなくなりました」 小宮 「完成披露舞台あいさつの時も少し触れていたのですが、ユースケさんの撮影の時に、藤原さんが『ばれないように“アツッ”て言ってくれる?』とユースケさんに言うように指示したら、笑い過ぎて15分くらい撮影が止まったことです」 ユースケ 「僕は、1話で2回目の遺体が見つかるシーンの撮影です。前日に雨が降って、気温も高かったので付近に毛虫が集まってきてしまって…。そんな中、撮影をしたのが忘れられないです。でも、映像には一切写っていないので安心してください(笑)」 ──現場では緩やかな雰囲気でも、撮影が始まるとシリアスモードになるのがすごいです。 ユースケ 「だんだん物語が進むにつれてフラグが立って、とんでもない話に発展していくところは見どころです。でも、シリアスになればなるほど、やっぱり息抜きしたくなるんですよね。真面目なシーンを撮っていると笑えてきて、深夜に起きている時のようなテンションになり、何が起こっても笑える状態になります」 ──“脚本・黒岩さん、演出・石川淳一さんならではだな”と思う部分はありますか? ユースケ 「黒岩さんは、説明のセリフが多いドラマをすごく面白く作れる方。一方の石川さんはカット割りが多く、スピード感があって、テンポをよく見せることが得意なのですが、そういう部分はお二方ならではだと思います」