国会論戦がスタートです。岸田首相の所信表明に対する各党の代表質問が始まりました。 最初に質問に立った立憲民主党の泉代表は、経済対策を決めるのが遅れていることを批判した上で、所得税減税ではなく、給付を急ぐべきだと迫りました。 立憲民主党・泉代表「所信表明演説では『所得税減税』を入れなかった。なぜですか？結局、所得税減税は行うのか、行わないのか、明確にお答えください」 岸田首相「与党で正式な議論も開始されていない段階で、政府の考えとして述べることは控えなければならない。国民への還元については、所得税減税を含め、早急に検討を進めてまいります」 泉代表「総理は『経済、経済、経済』と言いましたけども、結局国民に何を届けるのか、いまだわかりません。（国民に届けるべきは）『給付、給付、給付』ではないですか」 岸田首相「物価高に最も切実に苦しんでおられるのは低所得者の方々であり、国民への還元についてその実施時期も含め、早急に具体化してまいります」 また、泉氏は、防衛増税について「減税で煙にまこうとしているが、はぐらかしはいい加減にしてほしい。増税するなら、いつからなのか」と迫りました。 岸田首相は「実施時期については景気や賃上げの動向などをふまえて判断する」と述べるにとどめました。