ヤクルトと育成契約の佐藤琢磨、スワローズの印象「つば九郎」 沢野聖悠は楽天でもチームメートの西川を「頼りにしたい」
ヤクルトは26日、今季限りでソフトバンクを戦力外となった佐藤琢磨投手(24)、楽天を戦力外となった沢野聖悠内野手(22)と育成契約を結んだことを発表した。両選手が神宮外苑のクラブハウスを訪れ、取材に応じた。 佐藤は新潟青陵高から新潟医療福祉大に進み、2022年に育成13位でソフトバンクに入団した左腕で「ホークスへの恩返しも含めて、ヤクルトさんで戦力になって活躍するぞという強い気持ちを持ちました」と目の色を変えた。184センチの長身から投げる直球が魅力。今季の最速は151キロで「左の変則ピッチャーで、ストレートが速いというのは一番の武器。そこを春先からアピールしていきたい。1年間を通して投げていけるリリーフになりたい」と話した。ヤクルトの印象としては「(球団マスコットの)つば九郎」と笑った。 沢野は愛知・誉高時代に通算26本塁打を放った左打ちの内野手。20年に育成4位で楽天に入団し、育成5年目の今季はイースタン・リーグ85試合に出場した。アピールポイントは「守備力」とし、「まずは支配下登録されて、ゆくゆくはショート、セカンドのどちらかでレギュラー取れるように、目指してやっていきたい」と力を込めた。 ヤクルトでは「僕の課題なので、村上さんにバッティングをいろいろ聞いてみたい」と笑顔。楽天でもともに戦っていた西川の名前も挙げ「西川さんも楽天からきているので、わからないことがあったら頼りにしたい」と話した。「楽天イーグルスを戦力外になって、拾ってもらって、本当に感謝の気持ちしかない。もう1回ユニホームを着て、この世界でできることを本当にありがたく思っているので、なんとか結果で恩返ししたい」と決意表明した。