バナナはダイエットに効果的? 栄養士がアンサー
定期的にバナナを食べることのデメリットとは?
コーエンさんは、通常の範囲内であればバナナを定期的に食べることについて「とくに」問題はないと言う。「中くらいのサイズのバナナ1本のカロリーは約100kcalで、脂肪やコレステロールは含まれていません」と話す。 しかし米農務省(USDA)によると、バナナは炭水化物を約26gと多く含み、さらに天然糖も約18g含んでいる。「血糖値を安定させるには、たんぱく質や健康にいい脂質と組み合わせるのがベストです」と話すブリセットさん。「バナナは空腹感を防ぐのにも役立ちます」 バナナ半分には1サービング分の糖質が含まれるため、減量目的で糖質を計算している場合は、若干扱いにくいかもしれませんとブリセットさんは話す。(バナナを半分だけ使う場合、残りの半分はスムージー用に冷凍しておくと無駄にしなくて済むと彼女はアドバイスする。) バナナを一度にたくさん食べたり、脂肪やたんぱく質と一緒に摂らないと、ダイエットがうまくいかない恐れがある。無糖のピーナッツバターやアーモンドバターを大さじ1杯塗る、またはナッツ類を一掴みほど一緒に食べると、よりバランスのとれたおやつになる。
バナナはダイエットにいい?
これは状況次第。「バナナはダイエットプランの一部になり得ます」と話すコリンウッドさん。「サイズにもよりますが、バナナのカロリーは1本につき約100kcalであり、食物繊維と満腹感を供給します」 しかしコーエンさんは、食事内でほかの食べ物を減らさない限り、毎日の食事にバナナを1本加えるだけで魔法のように体重が減るわけではありません、と話している。また、バナナは1本あたり約100kcalのカロリーを含むため、バナナをたくさん食べると逆に体重が増える可能性があります、と彼女は話す。 とはいえ、コーエンさんは「一日1、2本程度のバナナを食べることは、たしかに健康的になり得ます」と話している。
translation : Mutsumi Matsunobu cooperation : Yumi Kawamura photo : Getty Images