「二十歳のつどい」晴れやか 多久、武雄、有田で式典 「自分らしく輝き続けて」
1/3
多久市と武雄市、有田町の3市町で3日、20歳の節目を祝う式典が開かれた。晴れやかに着飾った若者たちが友人との再会を喜び合い、社会を支える一員になる自覚を胸に刻んだ。県内では12日までに全20市町で催される。 有田町の「二十歳のつどい」は焱の博記念堂であり、171人が参加した。あいさつに立った松尾佳昭町長は「これからの時代をつくるのはみなさん。挑戦という言葉を忘れず、果敢に前に進んで」と激励。恩師を代表して有田中で3年間クラス担任をした野田啓子さん(48)が「大人になると責任も増えるが、責任を果たすことで成長や人生の充実につながる。自分らしく輝き続けて」と呼びかけた。 出席者代表で室永周里さんが家族や恩師への感謝の言葉を述べ、「経験したことのない試練や困難が待ち受けていても、屈することなく生きていく。有田の町で育った私たちなら大きな壁も乗り越えられる」と力強く誓った。 多久市の「二十歳のつどい」には126人、武雄市は420人が参加した。 かつて「成人式」と呼んでいた式典は2022年に民法の成人年齢が18歳に引き下げられたのに伴い、各自治体で名称を変えている。(青木宏文)
青木宏文