地域防災の第一歩 上三川町の小学校で自主防災団体が特別授業
とちぎテレビ
子どもたちに地域の防災について学んでもらおうと、上三川町の小学校で11月12日に地元の自主防災団体による特別授業が行われました。 上三川町の北小学校で防災の出前授業が行われ、3年生の児童36人が出席しました。 講師を務めたのは「石田地区自治会自主防災連合会」のメンバーです。「連合会」は地域防災活動への貢献が認められ、2024年、防災の功労者として「内閣総理大臣表彰」を受賞しています。普段から上三川町での防災訓練などに参加していますが、小学校での授業は今回が初めてです。 授業は、大雨を想定した防災をテーマに行われ、連合会のメンバーが過去に県内で起きた水害の様子を見せながら、防災対策の三本柱とされる「自助」「共助」「公助」の大切さについて説明しました。 また、災害の時に役立つ簡易的なスリッパを新聞紙で作る体験も行われ児童たちは防災の基礎を学びました。12月はこの授業の続きとして、大規模な災害が起きたときに学校の周りで被害が出そうな危険な場所を、実際に目で見て確認するフィールドワークを行う予定です。 北小学校では、来年から4年生を対象とした避難所の開設訓練を行い、2年間を通して地域の防災について学ぶということです。
とちぎテレビ