『ゴジラ-1.0』北米大ヒット&大絶賛の理由とは 日本実写映画の歴代最高記録を樹立
『ゴジラvsコング』続編映画の予告編も公開
なお、本作の評判とヒットが話題を呼んでいる今、ワーナーは『ゴジラvsコング』の続編映画『Godzilla x Kong : The New Empire(原題)』の予告編を公開した(同作は2024年4月12日に北米公開予定)。いまや『ゴジラ』は、日本とハリウッドがお互いを盛り上げ合う、ほとんど世界で唯一無二の大型フランチャイズとなったのだ。口コミ効果や「モンスター・ヴァース」との相乗効果を受けながら、今後『ゴジラ-1.0』はどこまで数字を伸ばすことができるか。 ちなみに今週の北米ランキングで第1位を射止めたのは、ビヨンセの世界ツアー「ルネッサンス」を記録したコンサート映画『Renaissance: A Film by Beyoncé』。3日間で2100万ドルという成績は予想以上で、感謝祭(サンクスギビング)後の週末に2000万ドルを突破した新作は『ラストサムライ』(2003年)以来となった。残念ながらツアーの日本公演は実施されなかったが、本作は12月21日に日本公開予定だ。 もうひとつの注目は、第9位に初登場した『Silent Night(原題)』。香港アクション映画の巨匠、ジョン・ウー監督による20年ぶりのハリウッド映画で、全編台詞なしという野心的コンセプトだ。3日間で300万ドルという成績は予想を大幅に下回ったが、そもそも本作は早期に配信リリース予定で、配給のライオンズゲートは「悪くない数字」と見ている。Rotten Tomatoesは批評家スコア60%、CinemaScoreでは「C」評価と渋い成績だが、出来ばえはいかに。日本公開は未定。 ■北米映画興行ランキング(12月1日~12月3日) 1.『Renaissance: A Film by Beyoncé』(初登場) 2100万ドル/2539館/累計2100万ドル/1週/AMC 2.『ハンガー・ゲーム0』(↓前週1位) 1450万ドル(-50.1%)/3691館(-85館)/累計1億2124万ドル/3週/ライオンズゲート 3.『ゴジラ-1.0』(初登場) 1103万ドル/2308館/累計1103万ドル/1週/Toho International 4.『Trolls Band Together(原題)』(→前週4位) 760万ドル(-57.3%)/3613館(-280館)/累計7483万ドル/3週/ユニバーサル 5.『ウィッシュ』(↓前週3位) 741万ドル(-62.4%)/3900館(変動なし)/累計4195万ドル/2週/ディズニー 6.『ナポレオン』(↓前週2位) 712万ドル(-65.5%)/3500館(変動なし)/累計4574万ドル/2週/ソニー 7.『Animal(英題)』(初登場) 614万ドル/700館/累計614万ドル/1週/Moksha・Nirvana 8.『The Shift(原題)』(初登場) 435万ドル/2450館/累計435万ドル/1週/Angel Studios 9.『Silent Night(原題)』(初登場) 300万ドル/1870館/累計300万ドル/1週/ライオンズゲート 10.『サンクスギビング』(↓前週5位) 263万ドル(-62.8%)/2506館(-698館)/累計2837万ドル/3週/ソニー (※Box Office Mojo調べ。データは12月4日未明時点の速報値であり、最終確定値とは誤差が生じることがあります) 参照 https://www.boxofficemojo.com/weekend/2023W47/ https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/beyonce-renaissance-opens-box-office-1235708721/ https://variety.com/2023/film/box-office/beyonce-renaissance-film-box-office-opening-weekend-first-place-1235819664/ https://deadline.com/2023/12/box-office-renaissance-a-film-by-beyonce-godzilla-minus-one-hunger-games-1235647651/ https://collider.com/godzilla-minus-one-global-box-office-34-million/
稲垣貴俊