JR貨物列車の一部運転再開も、ヤマト運輸、佐川急便で荷物の配送に一部地域で配送遅延発生
日本貨物鉄道(JR貨物)による不正行為で車両点検のため運休となっていた貨物列車が運転を再開したものの9月12日現在、ヤマト運輸や佐川急便では依然、一部エリアで宅配便の配達に遅れが生じている。 ■ ヤマト運輸 荷物の配送に1日以上の遅れが生じる見込みがある対象エリアは次の通り。発送対象日は9月10日に発送された荷物。 ・東京、関東地域(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県)から九州地域、北海道宛ての荷物 ・九州地域(福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県)、北海道から東京、関東地域宛ての荷物 ■ 佐川急便 一部エリアで、荷物の配送に1日以上の遅れが生じている。9月12日以降発送分の荷物についても、代替輸送手段への切り換えを順次進めている。 荷物の遅れは、全国から全国向けの一部で発生しているが、特に影響が大きいのは次の通り。発送対象日は9月9日以降に発送された荷物。 ・関東・中部・近畿⇒北海道・九州 ・九州⇒関東 ◇ ◇ ◇ JR貨物では9月、車輪の組立時に関する検査データで不正な差し替えが行われていたことが判明。これに伴い、車両の検査や点検のため車両の運用停止や貨物列車を運休していた。 ヤマト運輸は佐川急便は、一部荷物の輸送に貨物列車を利用していることから、JR貨物の列車運休に伴い、荷物の配送に遅れが生じている。