久保建英は60分間で途中交代…ソシエダ、敵地でのバスクダービー4連敗
[11.24 ラ・リーガ第14節 アスレティック・ビルバオ 1-0 ソシエダ] ラ・リーガは24日、第14節を各地で行い、MF久保建英所属のソシエダはアスレティック・ビルバオとのバスクダービーに0-1で敗れた。敵地でのダービーは2021-22シーズンから4連敗。日本代表活動明けの久保は右ウイングで先発出場したが、1点ビハインドの後半15分に途中交代となった。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 久保にとっては、マッチMVPに輝いた10日の前節バルセロナ戦(◯1-0)以来となるソシエダでの公式戦。日本代表でのインドネシア、中国遠征を終えたばかりながらも身体のキレを見せ、前半16分にはハイプレスでDFユーリ・ベルチチェからボールを奪うと、そこからMFルカ・スチッチのファーストチャンスにつなげていた。 ところが前半26分、試合を動かしたのはビルバオだった。左サイドで前を向いたFWニコラス・ウィリアムスがMFベニャト・プラドスとの連係で強引な突破を見せると、ペナルティエリア左からのふわりとしたクロスにMFオイアン・サンセトが反応。サンセトは188cmの長身を活かしてDFハビ・ロペスに競り勝ち、ヘディングで突き刺した。 その後はソシエダも流れを渡しはせず、久保が久々にCKのキッカーも務めるなど、引き続きチャンスメークを担当。前半32分にはMFマルティン・スビメンディからのパスを受けた久保がカットインでの突破を試みた。だが、Y・ベルチチェに加えてプラドスにもカバーに入られ、常に1対2を作ってくる相手を破れない。 前半41分、久保はDFイゴール・スベルディアのインターセプトしたボールを受けて前を向き、中盤中央からのドリブルで敵陣に駆け上がった。しかし、プラドスに後ろから倒され、決定的なシュートやパスには至らない。ここでは相手にイエローカードを出させたが、その後も警戒ムードを打破できず、後半15分に途中交代となった。 そのまま試合はタイムアップ。ソシエダは敵地サン・マメスでのバスクダービーは4連敗となった。また久保はソシエダ加入後の過去2年間、ホームでのダービーは2試合2ゴール1アシストの大活躍を見せているが、アウェーでは一昨季の対戦(昨季はアジア杯のため出場なし)に続いて結果を出すことができなかった。