初しぼりへ仕込み 富山県の魚津酒造
日本酒の今シーズンの仕込み作業が29日、魚津酒造(富山県魚津市本江新町)で始まった。初しぼりに向け、杜氏(とうじ)らが米こうじを作る「製麹(せいぎく)」に精を出した。 杜氏の坂本克己さんら4人が作業した。甑(こしき)と呼ばれる大型せいろで蒸した酒米120キロに、こうじ菌を振りかけ、床(とこ)に広げてもみ混ぜた。布をかぶせ、温度調節をしながら46時間ほど寝かせると米こうじが出来上がる。 その後、米こうじと酒母、蒸し米、水を合わせる三段仕込みを行い、11月下旬の新酒の完成を目指す。初しぼり新酒は12月初旬に発売予定。