刑務所で肛門の中まで検査、賄賂の金額調整に1か月半…カンボジアで突然逮捕された男性の想像を絶する屈辱の日々
日本人が腐敗した司法システムの犠牲になっている
実は最近、他にもカンボジア在住日本人がこの腐敗した司法システムの犠牲になっているケースが多発しているのだ。長年カンボジアに住んでカンボジアの反社グループに詳しい吉田氏(仮名)もその一人だ。彼はいまカンボジア在住の某日系企業のオーナーからの虚偽告訴を受けている。吉田氏はその背景に在カンボジア日本人反社たちの「トクリュウ」オンライン詐欺に関連した「マネーロンダリング」がある、と指摘する。 「彼らは『カンボジア発トクリュウオンライン詐欺』で得た金を在カンボジアの日系企業と組んで資材費やリゾート物件の購入などの名目で頻繁に日本からカンボジアに還流させています。金がカンボジアに入ってしまえばあとは日本の司法は完全に手を出せないので彼らは自由に金が使える。日本とは租税条約も犯人引き渡し条約もない。中華マフィア系の銀行もあるのでさらに経由してドバイやフィリピンなどどこへでも現金や暗号通貨を送れます。反社グループたちは、資金回収やさらなるロンダリング、闇投資等の為にドバイやアジア各国を頻繁に行き来しています」。 吉田氏はSNSにこういった情報をアップしたとたん、虚偽告訴され即座に国外に脱出した。カンボジアの汚職警官に逮捕されたらどうなるかわかっているからだ。このように反社との関係がある企業はいくらでも金を払えば、都合の悪い人間を恫喝的に容易にスラップ訴訟ができるのだ。まともな司法機能など存在しないこの国は彼らにはやはり天国なのだ。 フンセン独裁政権が生み出したこの腐敗システムの影響はカンボジア国内に留まらない。それは、日本国籍の在日カンボジア人たちまでこの歪んだ司法システムを利用して彼らの人権を脅かしているのだ。 次回記事『緊急警告!日本をなめたカンボジア・フンセンの挑発が…「トクリュウ」ら日本のオンライン詐欺や犯罪グループがひしめくカンボジアのヤバすぎる実態』へ続きます。
鈴木 譲仁(ジャーナリスト)
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