「夢持って努力を」落語家・蝶花楼桃花さん 小学6年生に語る
●小矢部RC「夢トーク」 小矢部ロータリークラブ(RC)の「子ども夢トーク&落語」は26日、小矢部市のクロスランドおやべで開かれた。「寄席のプリンセス」として人気の落語家蝶花楼桃花(ちょうかろうももか)さんが講演し、RCが招いた市内の小学6年生204人に夢を持って努力を重ねる大切さを伝えた。 落語協会10人目の女性真打の桃花さんは、24歳でアイドルグループ「AKB48」のオーディションを受け、年齢が原因で落選したエピソードを語った。それでも舞台に立つ夢は捨てず、日本文化を学ぶうちに落語家を志したと振り返った。 桃花さんは落語家になってからAKB48メンバーと共演したことに触れ、「破れた夢が戻ってきた感じがした。苦労や挫折があっても自分は何が好きかを考え、夢の中身が変わったとしても前に進んでほしい」などと語った。落語も披露し、会場を沸かせた。 所作体験教室も行われた。岡村呼太朗さん(石動)、眞田匡さん(大谷)、林田裕莉さん(蟹谷)、岩崎岳さん(津沢)の4人が登壇し、桃花さんから扇子で箸を表現する所作を学んだ。國永朝日さん(東部)が謝辞を述べた。