「マジで決めていれば…」超ロングシュートは外すも、ボーフム三好康児がブンデスデビュー戦後に語った手応え「要求していけば、もっとボールは出てくる」【現地発コラム】
「あれだけ惜しくなったほうが僕はびっくりでした」
昨季は16位でブンデスリーガを終え、2部3位のデュッセルドルフとの入れ替え戦を何とか制して1部残留を果たしたボーフム。主力だった日本代表FW浅野拓磨、オーストリア代表MFケビン・シュテーガーら主力がごっそり移籍したことで、今季は厳しいシーズンになると予想する識者がほとんどだ。 【動画】三好康児の惜しかった超ロングシュート! そんななか移籍市場が閉まる直前に獲得された三好康児に注目が集まっている。今季から指揮を取るペーター・ツァイドラーは前線からの継続性のある連続プレスとボール奪取後の素早い攻撃を志向。攻守における連動性は悪くない。 とはいえ、昨季までロングボールばかりになりがちだった攻撃にテコ入れするのは簡単なことではなく、それだけにデビュー戦となったフライブルク戦で三好が見せたパフォーマンスには今後への期待を抱かせるものがある。 この試合では特に、前半アディショナルタイムに三好の放った意外性あふれるシュートが話題になった。相手のミスパスからのボールを受けた三好が、センターライン付近から鋭いカーブをかけてグラウンダー性のロングシュート。必死に背走するフライブルクGKノア・アトゥブルの脇を一度は外れていくかと思われたが、そこから急激にゴールへとボールが向かっていく。 最後のところでこのシュートをかき出したアトゥブルの対応も見事だったが、一瞬のひらめきでこれまで見たこともないようなシュートを選択した判断にも称賛の声が集まっている。 記者席で僕の後ろに座っていたボーフムの番記者が「素晴らしいプレー!」と言って拍手をしていたのがとても印象的だ。 「あれはマジで決めていれば。あれが決まっていればだいぶ試合展開が変わっていたと思うし、でも狙い通り行けたところもあった。もう少し浮かすイメージはあったんですけど、距離も距離だったので。コース的にはイメージ通りでした。ただ、少し弱かったからあれだけ惜しくなったほうが僕はびっくりでした。もう少し手前で止められるかなと思っていたので」(三好) 試合後インタビューに応じる三好の表情はとても精悍で、その明確な言葉からは自分のやるべきプレーや取り組みへの確かな自信が感じられた。
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