アンソニー・ジョシュアが大一番を前に意気込み 「ガヌーの魂を揺さぶる」 | ボクシング
【ボクシング】日本時間3月9日、アンソニー・ジョシュアがフランシス・ガヌーと対戦する。記者会見でジョシュアが意気込みを語った。
日本時間3月9日、アンソニー・ジョシュアとフランシス・ガヌーが対戦することが決定した。試合に向けた記者会見ではすでに集中しているように見え、冷静な姿勢を崩さなかった。しかし言葉を発する機会が訪れると、ジョシュアは自らリングに足を踏み入れたときの決意を包み隠さずに語った。 ジョシュアは2021年にオレクサンドル・ウシク(現WBAスーパー、IBF、WBO、IBO王者)に明け渡したヘビー級タイトルベルトを取り戻す意志があることを明かしているが、MMAスターのガヌーとの対戦はノンタイトル戦だ。しかも、この試合はウシクがWBC王者タイソン・フューリーと統一戦を戦うわずか数週間後に設定されている。 ガヌーとの一戦がタイトル挑戦に直結しているわけではない。ジョシュアは元UFC王者と向き合うにあたり、自身の原動力を語った。 「全ての戦いはどこかにつながっている」とジョシュア。「この戦いこそが私の全てだ。魂、精神、思考、肉体。今、チャンピオンベルトのことなど微塵も思い浮かばない」 「今集中すべきはフランシスのことだけだ。厳しく、トレーニングキャンプに集中して、彼に立ち向かう。私のトレーニングスタイルは戦い方に直結しているからね」 昨年のプロボクシングデビュー戦でタイソン・フューリーと戦ったガヌーは、WBC王者とダウンを奪った上で最終ラウンドまで戦い、世間の目を引いた。ガヌーがその力量を試合で披露したことで、ジョシュアは相手のボクシング技術について資料を手に入れることができた。ガヌーが他のファイターと一線を画す特性と、ガヌーを打ち負かすために必要な要素に言及している。 「多くのことは語らないけれど、彼には二本の腕があり、体がある。他のファイターと全く同じだ」とジョシュアは言葉を続けた。「しかし精神面が他とは違うんだ。それぞれに個性があるものだ」 「しかし体格の面で言えば、彼も私のような相手を見てきただろうし、私も彼のような相手を数え切れないほど見てきた。だが、リングで上回らないといけないは彼のメンタルだ」 「相手の魂を掴むこと、その精神を揺さぶることが要求される。そのチャレンジを心から楽しみにしているよ」 「本当に見ごたえのある試合になるだろう。爆発的な展開が予想されるが、戦いのアプローチには色々やり方が考えられる」 「私はカウンターパンチが得意だし、彼もカウンターパンチで応じることができる。すでに彼自身が見せてきたように、パンチを交わしての激戦も予測される。きっと素晴らしい戦いになるよ」
Rudi Schuller