「めっちゃ読んでます!」人気声優・小野賢章が語る「面白い漫画との出会い方」と「大好きな作品」
声優ならではのマンガとの向き合い方
――小野さんはそうやって面白い漫画と出会っているんですね。 小野 やっぱり、アニメと漫画ってエンタメとしての距離が近いじゃないですか。アニメ化される漫画もあるので、アンテナを張るようにしています。面白い漫画があると、アニメ化するんだろうなって。「この役だったら出られるかもしれないな、オーディション来ないかな」って思ったりしますね。でも、特定の作品を好きになりすぎると、オーディションを受けたときにショックが大きすぎるんですよね。落ちたことで、作品を読みづらくなってしまうこともあります(笑)。だから、好きになるバランスは難しいですね。 ――小野さんは漫画だけでなく、ゲームもお好きですよね? 小野 ゲームは毎日やってます(笑)。だいたいパソコンでプレイしているんですけど、最近は『VALORANT』や『Escape from Tarkov(タルコフ)』、あとは『LoL(リーグ・オブ・レジェンド)』ですね。コンピュータ相手は燃えないので、基本的に他のユーザーと対戦していてますね。 ――小野さんの負けず嫌いな一面が出てますね。 小野 フフフ(笑)。やっぱり何かポイントが上下したりしないと熱くなれないんで。 ――最後に、ご自身の人生で影響を与えたエンタメを教えてください。 小野 自分が今まで読んだ漫画の中であげると『サンクチュアリ』という作品(史村翔原作、池上遼一作画の漫画)ですね。古い作品ですが、僕が読んできた漫画の中で一番好きです。裏と表の社会から世界を変えていく、ふたりの男同士の友情というのが熱くて。 ハードな作品がすごく好きで、男のドラマを描く作品をぜひアニメでやってほしいなって思っています。自分も出てみたいので、こういう熱い作品が登場するのを楽しみにしています!
志田英邦