筋肉芸人“にしだっくす”がボディビル大会で見せたバキバキの身体 昨年から進化した身体で決勝の一歩手前までに躍進
10月19日(土)東京都・ひの煉瓦ホールにて『ジュラシックカップ2024』が開催された。ジュラシックカップは、木澤大祐選手と合戸孝二選手がJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)公認で共同開催する新興のボディビルコンテストだ。 【写真】にしだっくすさんのバキバキ腹筋
吉本興業に所属するお笑い芸人"にしだっくす"こと西田聖彦(にしだ・まさひこ/35)選手が昨年に引き続き、今大会のオープンクラス(※)に出場。昨年より仕上がり体重が1㎏増加し、周りからもいつも以上に「絞れていた」と言われるほどの過去最高の仕上がりを見せた。 ※JBBF 日本男子ボディビル選手権で、トップ12以内の入賞経験がない方、JBBF 日本ジュニア選手権・日本マスターズ選手権・日本クラス別ボディビル選手権・ジャパンオープンでトップ3以内の入賞経験がない方( 全てボディビルカテゴリーが対象)が出場可能なカテゴリー 「去年は5大会ぐらい出たので、疲れていた部分がありました。 トレーニングの頻度は落とさなかったのですが、一瞬モチベーションが落ちたんですよ。食べる量も勝手に増やして、お酒も飲んでたんですが、結果的にリフレッシュできたのがいい方向にいきました」 進化した身体で挑んだにしだっくす選手。結果はピックアップ審査に通過し、オープンクラスで43人中9位。決勝に上がれる6名には惜しくも残らなかったが、昨年のピックアップ審査敗退から大幅に順位を上げた。 「毎年自分史上最高の身体をつくるというのが目標で、毎年超えられているので、満足できています。予選ではセカンドコールで呼ばれて、もしかしたら決勝行けるのかっていう期待をさせてもらえたんで、 もう100点ですね。明日からトレーニングしたいです」 その言葉通り、SNSを見ると大会後すぐにゴールドジムでトレーニングしていた。にしだっくす選手の進化には、筋トレ好きということと、周りの方々の影響もあるのだろう。 「いつも行くゴールドジムに小沼敏雄 (JBBF日本選手権14回優勝)さんがいらっしゃるのですが、よくアドバイスしてくださります。サイヤマン(筋肉YouTuberでボディビルダー)の家でトレーニングもしていて、絡む人がみんなデカいので、『なんで俺こんな細いんだろう』とか思ったり、ずっと細いと言われたりしているので、いい刺激になってます」 特に進化したのは腕。ただ闇雲にトレーニングするのではなく、考えて行ってきた。 「単純に腕トレの頻度を増やして、細かく鍛えるようにしました。また、収縮と伸展(ストレッチ)をちゃんと分けて考えるようにしたという感じです」 「あとは胸も個人的にはなんですけど、良くなったかなと思います。今まで大胸筋の上部が欲しかったんですけど、 普通に下部にカットが出ると見え方が変わるなって自分の中で思い、そっちの種目をメインにするようにしてみました。誰かに言われたとかではなく、個人的に変えてみようと思って」
「皆さんのようにデカいわけでもないんで……、ずっと模索してます」と、自身の身体と向き合い、日々試行錯誤しながらトレーニングに取り組んでいることが分かる。 大会の合間の吉本興業の芸人によるお笑いステージでは、「吉本若手マッチョ部」でレジェンドボディビルダーネタや筋トレネタで会場を盛り上げた。そんなにしだっくすさんの今後の目標は? 「去年は大会に出すぎてもう来年で辞めようとか一旦お休みしようと思ったんですけど、やっぱ出たら出たで楽しいので、とりあえず一生出続けることが目標です」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介