大仏に弁慶、シュレックが市内を練り歩く「鎌倉市民まつりウイーク」閉幕
今年初開催となる「鎌倉市民まつりウイーク」が5月22日に閉幕した。最終日の「鎌倉市民カーニバル」には、市民を中心に155人が参加。弁慶や鎌倉大仏が市内を練り歩いた。 「鎌倉市民カーニバル」は、かつて鎌倉文士の発案で開催されていた「鎌倉カーニバル」がモデル。久米正雄や大佛次郎など鎌倉に住んでいた作家や文化人らによって始まった夏の風物詩を現代版としてよみがえらせようと、地元の商工会議所や観光協会が実行委員会を発足させた。
当日は鎌倉駅西口を出発し、御成通り商店街を抜け、下馬(げば)交差点を経由して若宮大路を南下。鎌倉海浜公園由比ガ浜地区の「鎌人(かまんど)いち場」、134号線を隔てた海岸で同時開催の「鎌倉ビーチフェスタ」に合流し、ビーチフェスタのステージで優秀者が表彰された。
これに先がけ5月15日には、大船で「第13回大船まつり」を開催。「鎌倉市民まつりウイーク」のスタート行事として、200人が参加した「映画仮装パレード」や地元商店が多数出店する模擬店など、さまざまな催しが開かれた。
かつて松竹大船撮影所があったことから「松竹映画」「邦画」「洋画」「ミュージカル」「アニメ」など映画に関連する部門別に参加者を募集した「映画仮装パレード」は、松竹の創業120年目だった昨年に初開催。昨年は映画「男はつらいよ」の寅さんの衣装で歩いた鎌倉市長は、今年は熊本復興支援のトレーナーで登場した。
より一体となって鎌倉を盛り上げようと、来年は「大船まつり」と「鎌倉市民カーニバル」を統合する案も出ているという。 (撮影:鈴木章夫)