ヤンキース・ブーン監督 WS惨敗で解任のウワサも…結局は続投で決着か=現地報道
ヤンキースの2024年シーズンが地元ニューヨークで終わりを迎えた。 30日(日本時間31日)に行われたドジャースとのワールドシリーズ(WS)第5戦。不振だったジャッジに先制2ランが飛び出すなど序盤の3回までに5点を先制しながら、5回の守備から暗転した。中堅手・ジャッジの落球を皮切りにミスを連発し、一挙5失点。6回に1点を勝ち越したものの、8回にベッツの犠飛で再び勝ち越されて万事休した。3連敗から始まり、1勝を挙げたものの奇跡は起こせなかった。 【動画】平凡な飛球をを落球するジャッジ 試合後のアーロン・ブーン監督(51)監督は疲れ切った様子で「非情な結果に終わってしまった。今は悲しみしかない。このシリーズにおいて、ドジャースの方がいいチームだった」と言葉を絞り出した。 レギュラーシーズンではソト、ジャッジを要する超強力打線を武器にア・リーグ東地区を優勝。その後のポストシーズンも順調に勝ち上がってきたが、最後はドジャースに自力の違いを見せつけられた。地元ニューヨークのテレビ局「SNY」は「チームの考えを直接知る複数の情報筋の話」として「ワールドシリーズの結果がどうであれ、2025年にヤンキース監督に復帰の見込み」と続投の見通しと報じた。 その中では「ブーン監督が職を維持するためには最低でも1勝、おそらく2勝しなければならないというウワサが流れていた。それが妥当かどうかは別として、それが現実だった」と〝解任〟の可能性があったことに言及。それでも、WSに導いた手腕を買われている模様で「ペナント優勝のシーズンで契約を延長することが筋だろう」とした。 ただ、1勝4敗の結果に同メディアも「だらしなかった」と厳しく指摘し「ロースターを引き締める必要があるだろう。しかし、組織はブーンを適切なリーダーとみなしている」と結んだ。 ブーン監督は2018年シーズンから指揮を執り、続投が決まれば来季で8年目となる。
東スポWEB