渡辺えりら輩出の舞台芸術学院、26年3月に俳優教育活動を終了
女優、渡辺えり(69)ら多くの卒業生を輩出した東京・豊島区の舞台芸術学院が2026年3月に閉校することが7日、分かった。1948年9月に創立。約1万5000人の卒業生を送り出したが、77年半の歴史に幕を閉じる。また、それにともない劇団青年座が東京・渋谷から同所に拠点を移すことも明らかになった。 この日、同学院の小林真理事長、劇団青年座代表取締役の森正敏氏らが取材会で発表。小林理事長によると、20年のコロナ禍で舞台芸術を取り巻く環境が悪化し、入学者も激減。今年3月の理事会で、現在在籍する1、2年生計30人の卒業をもって活動終了を決めた。演出家で同学院の卒業生でもある鵜山仁学長(71)は「青年座さんがこの土地に苗を植えていただいて、珍しい花を咲かせてくれれば」と願った。