米紙WSJなどがAI新興企業を提訴…著作権侵害主張、記事の利用停止・損害賠償求める
【ニューヨーク=山本貴徳】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルを発行するダウ・ジョーンズなどは21日、AI(人工知能)検索サービスを手がける新興企業パープレキシティに著作権を侵害されたとして、ニューヨーク州連邦地裁に提訴した。記事の利用停止や損害賠償などを求めている。
ほかの原告はニューヨーク・ポスト紙の発行会社で、どちらもニューズ・コープ傘下。記事が無断で検索サービスの回答に使われており、新聞社の経営に打撃を与えていると主張した。記事に事実と異なる内容を追加しているとも指摘した。
パープレキシティは質問を入力すると、インターネットの情報を基に文章で回答してくれるサービスで急成長している。日本でもソフトバンクと提携して事業を展開している。