自分もスメハラしているかも? 日本人の約6割が「自分や他人のにおいが気になる」約5割は「自分の汗は臭いと思う」日本人の体臭の特徴とは?
大切なのは「汗をかく前」のケア
ーー夏場は体臭が強くなりがちになると思うのですが、これはどういった理由なのでしょうか? 前提として、季節によって体臭の強弱が変化することはありません。ただ先ほども申し上げたとおり、汗はにおいの原因物質のひとつです。 夏場は汗をかきやすく、特にワキは汗が溜まりやすく菌が繁殖しやすい状態になるので、冬場に比べて体臭が気になるという方は増えるのかなと思います。 ーー夏場は特に出勤途中で汗をかいてしまうなど、自分のにおいが気になるシーンが多くなりますよね。たとえば、「朝必ずシャワーを浴びる」などで対策できるものなのでしょうか? もちろん朝にシャワーを浴びるなどは大切な要素ですが、今の時期は移動中にたくさん汗をかいてしまいますよね。 なので対策としては、まずは朝にシャワーを浴びて汗や皮脂、細菌を除去して、体をキレイな状態にしていただきます。ポイントとしては、においの素となる汗をしっかり止めるために、そのあと制汗剤を使うことです。 汗が出る前の体が清潔な状態で制汗剤を使うことで、成分が肌にしっかり密着し、汗の発生を抑えることができるので、たとえば会社に着いたタイミングでも普段よりも汗の量を減らせて、そのぶんにおいの対策にもなります。 ーー汗が出始めたタイミングで処理をしても遅い、ということですね。 汗は体が動いている最中ではなく、止まったときにワッと出てくるんです。なので、大事なのは「汗をかいたあと」ではなく「汗をかく前」にケアをすることです。制汗剤には基本的に汗を止める成分だけでなく、殺菌の成分も入っているので、そういった意味でもにおいのケアにつながります。 ※1 期間:2023年9月 手法:インターネット調査 対象:20~50歳代の男女(マンダム調べ) 図/マンダム「汗とにおい総研」より 文・写真/毛内達大
毛内達大