JPモルガン、約10年ぶりのLNG現物取引再開に向け協議中-関係者
(ブルームバーグ): 米銀JPモルガン・チェースは、約10年ぶりに液化天然ガス(LNG)の現物取引再開に向けて協議していることが、事情に詳しい関係者の情報で明らかになった。ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)はLNGの国内生産およびエネルギー輸出の拡大を呼びかけている。
非公開の交渉について話しているとして匿名を条件に応じた同関係者によれば、同行はルイジアナ州やテキサス州で開発が進められている少なくとも3件のプロジェクトと、LNGの長期的な供給確保を協議中だ。
JPモルガンの広報担当者はコメントを避けた。
同行は2014年までに現物商品取引事業の大半を売却することに合意したが、その後天然ガスの現物取引を再開した。
多くの国が石油や石炭よりもクリーンな代替燃料を求め、再生可能エネルギーへの移行を進める中で、LNGの世界需要は急増している。豊富なガス供給と、メキシコ湾岸での大型ターミナルの開発によって、米国は世界最大のLNG輸出国となった。
原題:JPMorgan Eyes Physical LNG Trading Again After Dimon Hails Boon
(抜粋)
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Ruth Liao, Hannah Levitt, Priscila Azevedo Rocha